電子カルテを扱う際の注意点

紙を使ったカルテは昔から使われていますが、現在は電子カルテを使った施設も増えてきています。
規模の小さな病院ではいまだに紙のカルテが中心ですが、大きな医療機関では電子カルテがよく使われています。
看護師もこのような時代の変化に対応しなければならず、デジタル技術に関する理解が求められます。

パソコンを使って行われる電子カルテの作業ですが、最初は難しくすぐにできない場合があります。
製品によって入力方法がある程度違うため、初めて利用する人は、先輩などと一緒に作業をすると問題が起こりづらいでしょう。
間違った入力をすると後でトラブルになるため、慣れていない看護師は誰かに見てもらいながら作業をして少しずつ知識を得るべきです。

医療機関で使われる電子カルテは、古いものもあって使い方に違いがあります。
このようなシステムは数十年前に作られ、今でも新製品も多く販売されています。
医療機関では最新の機器を使っているところもありますが、十年以上前のシステムを利用している施設もあります。
古い機器を使ったシステムは現在のパソコンとは入力方法などが違うため、どのような特徴があるか確認が必要です。

また、電子カルテには患者の重要な情報が載っているので、そのようなものを外に出ないようにしなければいけません。
デジタルデータを扱う場合はセキュリティの知識を学び、情報漏えい対策も十分にするべきです。
もし情報漏えいが起こった場合医療機関が大きな被害を受けるので、情報管理について知識を得つつ電子カルテの扱い方を学ぶ必要があります。